キッチン交換工事KITCHEN

キッチンの工事の前に当たり前ですがタイプと仕様を決めます。

このタイプと仕様の違いによって工事内容が変わります。現況が壁付けタイプの場合、対面式にするとガス・電気・給排水の移動とともに床工事が発生するため工事費が大きく上がります。

また、ガスコンロをIHヒーターに変えることで分電盤からIH用の配線の新設が必要になるなど、工事内容が変わります。

しかし、それによって調理の導線や省エネ効果などイニシャルコストでは見えないメリットが生まれます。費用感と理想のキッチン像をくらべて、きめましょう。

工事の始まりはキッチンの解体から新設までの過程で家が傷つかないように養生をすることです。戸建ての場合は入口からキッチンまでですが、マンションにお住まいの場合は共有部もしっかり養生します。

養生が終わると解体工事です。在来の場合やレイアウト変更などの現状に合わせて解体の範囲が変わりますが、基本的にはキッチンと吊戸棚に加えて壁面や床にも手を入れると思っておくことを推奨します。

解体後は撤去物を家から搬出して終わりです。

解体後の状態はタイルを剥離していたり、床が弱っていたりと状態はまちまちです。

またガス管や給排水管の移設が必要となる場合があります。まず必要なのは下地調整です。新たなキッチンを配置する床やキッチンパネルを貼り付ける壁の下地を整えます。

その後は、電気ガス水道のライフライン工事を行います。ガスや水道を所定の位置に立ち上げ、給排水をまわすといよいよキッチン設置工事が始まります。

現在のシステムキッチンはほとんど箱物のため準備が整えばスムーズに組立は終わります。設置とともにキッチンパネルの設置や、横壁の隙間を埋めるフィラーの設置を行います。

設置が終わると（または設置工事を行いながら）ガス・電気・水を接続します。各種調整を行い、正しく設備機器が使えるようになると工事は終わりです。

一般的な交換工事なら3日間。レイアウト変更などがあると5日間程度が工事期間となります。