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大変!漆喰に染みがついてしまいました! 〜漆喰のメンテナンスについて①〜
2021.7.1編集部だより
皆様こんにちは!
梅雨の時期に差しかかり、じめじめとした浮かない天気に気も沈みがちですがご機嫌いかがでしょうか。こちらは表題の通り、なんと漆喰壁に染みを付けて汚してしまいました・・・。
染みの原因は突然の雨に濡れたのぼりを室内に取り込み乾かしていたところ、濡れたのぼりの付着面から汚れが漆喰へと染み入ってしまったことです。漆喰壁は優しく光を反射する温かな白色が特徴です(調色可能なので白色とは限りませんが)。イーグル建創の店舗ではその温かな風合いとともに調湿や消臭効果を重宝し、室内の壁材として使用しています。白色で統一しているので染みはとても目立ちます。
ただし、店舗に限らずご家庭でも何かをこぼしたり、クレヨンで子供が落書きしたりと汚れてしまうことはあると思います。そこで今回は漆喰のメンテナンス方法についてお話します。
漆喰のメンテナンス方法①
表面上の軽微な汚れの場合「消しゴム」
壁にものをこすってついたような表面上の軽微な汚れの場合、漆喰のメンテナンスはとても簡単です。ご家庭にある消しゴムを使って漆喰をこすることで汚れを簡単に落とすことが出来ます。また消しゴムで落としきれない場合はメラミンスポンジが効果的です。水を含ませた状態でこすってみてください。
漆喰のメンテナンス方法②
表面上にこびりついた汚れの場合「カッターナイフ」
消しゴムやメラミンスポンジで落としきれないような汚れはカッターナイフで削り落とす方法を取ります。漆喰は一般的な壁紙と違って、層の厚い左官で塗り上げるため表面を削り落とすことが可能です。注意点としては刃を強く立てないことです。深く削ると滑らかな漆喰に窪みが出来て違和感が生じます。あまりに深く削ってしまうと壁の下地が見えてしまう恐れもあります。また、刃物を扱うので怪我をしないように慎重にゆっくりと表面をなでるように削ってください。怪我の予防のためには作業用のゴム手袋をしているとより安心です。
漆喰のメンテナンス方法③
染みのように深く広く色素を残してしまった汚れの場合「サンドペーパー」
今回弊社の店舗で起きてしまった「大きな染み」は消しゴムやカッターナイフでは太刀打ちできませんでした。その際は、サンドペーパーを使ってゆっくりと染みを中心に広範囲で削り、きれいにします。ピンポイントで染みだけを削ると違和感があるので広く優しく行うことが大切です。削る場合には今までの汚れが付いていない層が出てくるので、はじめは周辺との色合いにギャップが出ますが、生活の中でその色味の違いは緩和されていきます。
漆喰のメンテナンス方法④
どうしても落とせない場合には「塗り直し」
汚れを落とすことが出来ない場合は、塗り直しを行います。あくまでも部分的なもので全面を塗りなおすわけではありません。ホームセンターで売っているものや施工会社が持っている補修用の漆喰で該当箇所を塗りなおします。塗り直しの場合は上に重ねるので膨らみや色の違い等施工箇所が分かりやすくなってしまう欠点がありますが、汚れを完全に隠すことができます。
漆喰のメンテナンスは家庭でも用意のできる道具で簡単に行うことができます。消しゴムやカッターナイフはどのご家庭にも一つはあると思いますし、またサンドペーパーもホームセンターや文房具屋などで100円に満たない価格から入手することができます。
漆喰やお洋服などものに限らず突然できた染みにはすごく驚かされます。今回弊社の店舗にできた染みも応接室のものだったため、すぐにきれいな状態に戻さなければなりませんでした。
BEFORE→AFTER
今回は漆喰のメンテナンス方法とともにビフォーアフターを紹介いたしました。住宅に使用されている建材にはそれぞれお付き合いの仕方があります。本当はメンテナンスをする機会や汚してしまった・・・という出来事は発生しないことが一番ですが、もしもの時に慌てることなく対処できるように知っておくと便利ですね。
それでは皆様さようなら。
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