HOW TO SET UP REFORM FINANCING PLAN
リフォーム資金計画の立て方
自己資金の使い方とローン活用方法
キッチンの入れ替えから、外壁屋根リフォーム、フルリノベーションまで、リフォームといっても種類はたくさんあります。
自己資金を上手に使用したローンの種類についてご紹介します。
自己資金の使い方
自己資金でリフォームを考えている場合は、貯金や保険などを総ざらいして、手持ちのお金を計算することから始めます。その際に大切なことは、残しておくべきお金をきちんとより分けることです。
例えば、老後のためにいくら残しておくべきか、子育て中の家族なら教育費にいくら残しておくべきかなどをしっかり考えておきましょう。老後資金については、世帯主が60歳以上で無職の場合、2人家族で毎月24.7万円の生活費がかかるという調査データ(※1)があります。ゆとりある生活をするためにはもっとかかります。また、教育費は幼稚園から大学まで平均で1290万円(※2)を要します。さらに1年分くらいの生活費を残しておくことはいうまでもありません。
こうしたお金の目処をきちんと立てておくことで、将来、お金が足りなくならないだろうかという心配をせず、安心してリフォームにお金を振り分けることができます。
住宅ローンとリフォームローン
手持ちのお金では予算が足りない場合は、ローンの利用を検討しましょう。リフォームで利用できるローンには、大きく分けて「住宅ローン」と「リフォームローン」があり、どちらを利用するのか選択が必要です。
それぞれ特徴があり、長期返済なら金利が低く借入額の上限が多い住宅ローン、短期返済なら金利は高いが諸費用が少なく借りやすいリフォームローンが適当です。このほかにクレジットを利用するこもできます。手持ちのお金や今後の生活のことを考え、金融機関やリフォーム会社に相談しながら検討しましょう。
また、ローンを利用する場合に注意したいことは、「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら返せるのか」を慎重に検討して、借入額を決めること。毎月の生活費や老後資金、教育費の積立額を残して、かつ返済にいくらまわせるのかをじっくり考えましょう。
リフォームローン | 住宅ローン | |
抵当権設定 | 不要 | 必要 |
金利 | 高い | 低い |
審査 | 早い | 遅い |
借入限度額 | 少ない | 多い |
諸費用 | 少ない | 多い |
返済期間 | 短い | 長い |